雑記帳

No.003

インターロックとドア

関連商品:
ISI(インターロック制御盤)

例)扉2組のインターロック

インターロックのドア
インターロックのドア

クリックして扉を開けてください。
片方の扉が開いている間はもう片方の扉を
開けることはできません。

インターロックとドア

インターロックとは、ある操作を行なうときに、ある条件を満たさない限りその操作が行なえないようにする制御の方法のことです。インターロックとドアという関係に当てはめると、危険が伴う機械を操作する部屋などで、ドアが開いているときには機械が操作できないようにするといった安全面や、クリーンルームなどの清浄空間などで、外部の雰囲気をダイレクトにクリーンルームに入れないようにするために、一方の扉が閉じていないともう一方の扉が開かないといった清浄空間の保護という面で、ドアにインターロック制御が要求されるケースがあります。ドアが開かないようにするための施錠機構としては、機械的な仕掛けにより施錠するものと、電気錠などの電気信号を使って施錠するものがあります。

サンワイズでは電気錠を使ったインターロック用のドアで対応しています。サンワイズで標準的に使用している電気錠は、ソレノイド式の電気錠です。電気錠の種類としては、ソレノイド式のほかにモーター施解錠があります。ソレノイド式の電気錠には@通電時施錠型、A通電時解錠型、B瞬時通電施解錠型の3タイプがあります。また、ドアをインターロック制御するには、専用の制御盤が必要になります(自動ドア同士の簡易的なインターロックでは不要な場合があります)。サンワイズでは、開きドアのインターロック用で、市販のコンセントボックスに収まるコンパクトサイズのインターロック制御盤“ISIシリーズ”を製造しています。

通電時施錠型
通電している間、施錠されているタイプ。停電時には解錠されます。断線してしまった時や火災・停電時に非常口や避難路とする場合には、このタイプを使います。
通電時解錠型
通電している間、開錠しているタイプ。停電時には施錠されます。断線・停電しても中に人を入れたくないような部屋の出入り口や通用口には、このタイプを使います。
瞬時通電施解錠型
通電する極性によって、施錠または解錠するタイプ。停電時は、停電前の状態のままです。
Q.インターロックを掛けるドアにも錠前(シリンダーやサムターン)は必要なのですか?
A. 万が一電気錠が故障した際に、部屋の中に閉じ込められる可能性があるため、強制的に解錠させる機構が必要です。そのために非常時には強制的に解錠できる機構(非常解錠装置やシリンダー、カバー付サムターンなど)をつけて下さい。
Q.インターロック制御盤の電源を、帰宅時にはOFFにして帰りたいのですが、その場合は施錠されるのですか?
A. 通電時解錠型の電気錠を使用していれば、制御盤の電源を落とすと自動的に施錠されますが、通電時施錠型の場合は、制御盤の電源を落とすと自動的に開錠状態になってしまいます。通電時施錠型の電気錠を使用する場合で、強制的に施錠する必要がある場合は、電気錠とは別の施錠用本締錠など付けてください。
Q.手動のスライドドアや自閉式のスライドドアをインターロック制御にすることは出来ますか?
A. 手動または自閉式のスライドドアのレールにスライドドア用の電気錠やリミットスイッチを組込み、制御盤を使って電気錠を制御すれば物理的には可能です。しかし手動スライドドアの場合は、ドアを閉めるという行為が使用する人のモラルによるところになってきますし、閉鎖時の跳ね返りでドアが完全に閉っていない状態が生じることがあります。また、自閉式スライドドアの場合は、ドアを開けたときのストロークによってはドアが閉まりきらなかったり、やはり閉鎖時の跳ね返りでドアが完全に閉まりきらない状態が生じることもあります。インターロックのドアの場合、一方のドアが完全に閉まらない限り、もう一方のドアが施錠されたままになってしまうので、うまく機能が果たせないことになりますので、使用する状況や環境を勘案してお客様に判断していただくことになります。
Q.開きドアと自動スライドドアでインターロックを掛けることは出来ますか?
A. 専用の制御盤を設ければ可能です。“ISIシリーズ”は、簡単な専用オプション基盤を追加するだけで、このようなインターロックにも対応が可能です。 インターロック制御盤ISI-2 インターロック制御盤ISI-4
インターロック制御盤ISIシリーズ
Q.自動スライドドア同士のインターロックの場合も制御盤は必要なのですか?
A. 自動スライドドア同士の場合は、自動ドアの制御器からの信号のやり取りだけでインターロックにすることが出来ます(その場合は制御器の方で開けないようにするだけですので、手でドアを開けることが出来てしまいます。手でも開けられないようにするには、スライドドア用の電気錠が必要です)。ただし、両方のドアの起動装置(センサーやタッチスイッチなど)を同時に起動させた場合には、両方の自動ドアが同時に開いてしまう場合があります。このような場合には専用の制御盤が必要になります。 “ISIシリーズ”は、簡単なオプション基盤を付けるだけで、このような自動スライドドア同士のインターロック制御盤とすることが可能です。
Q.3台以上のドアでインターロックとするにはどうしたらよいですか?
A. 市販のインターロック制御盤は、その多くがドア2台までの制御となっており、3台以上の場合は、施錠の組み合わせを確認した上で受注生産することになりますので納期が掛かります。“ISI-4”は、4台まで、“ISI-8”は8台までのドアを同時にインターロック制御することが可能で、施錠の組み合わせもその場で自由に設定できます。しかも標準在庫品ですので納期も掛かりません。(ただし在庫は少量のため、事前に弊社営業担当まで必ずご確認下さい)
Q.ISIシリーズは、他社メーカーの電気錠付きドアにも使えるのですか?
A. 現在のところ美和ロック製、ゴール製、シブタニ製の電気錠で、定格24V、通電時施錠型であれば対応可能です(ケーブルは2芯等に変換せずに、そのままの状態で延長させてください。弊社で専用の変換コネクターをご用意します)。その他の電気錠や他メーカーの電気錠については、弊社営業担当にご確認下さい。
Q.既設のドア(電気錠なし)を、後からインターロック制御にすることは出来ますか?
A. 必ずしも全てに対応出来る訳ではありませんが、改造方法や施工方法も含めて様々なご提案をさせていただくことは可能です。一度弊社営業担当までご相談下さい。
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